メフィスト賞学園ミステリーⅢ
辻村深月『冷たい校舎の時は止まる』(下)、そして読了。まずもって驚くべきことは(彼女に限らないのだろうけれど)その構想のスケールと、それを満たしてあまりある想像力です。おそらく、本作の場合は、オドロキの展開と言うよりは「あるある」感がミステリーのフォーマットにうまくフィットしたというものかと思いますが、それにしても、この読ませっぷりは、素晴らしいと思います。こういうの普段読まないこともあってか、ずいぶん楽しみました!
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はー、アントニオ・ネグリ+マイケル・ハートの『〈帝国〉』再読も終了、へとへと。