2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

リュシアン・デーレンバック『鏡の物語 紋中紋手法とヌーヴォー・ロ

リュシアン・デーレンバック『鏡の物語 紋中紋手法とヌーヴォー・ロマン』、ま、サブタイトルにひかれて、という感じ。あたりまえ?だけど、実作読んだ方が、いいね。やっぱり(苦笑)

成田龍一『大正デモクラシー』

成田龍一『大正デモクラシー』、書名にしては、朝鮮半島に関する記述が多いことが、1つの特色と言うことになるのでしょう。

岸田國士『力としての文化』

岸田國士『力としての文化』、重職を退いた後のエッセイ集。それでもこんな感じなのか、という複雑な思いで読む。

渡辺和靖『保田与重郎研究』

渡辺和靖『保田与重郎研究』、借りても読まないと思い、身銭を切ってみる。読んだ。おお。

本谷有希子『生きてるだけで、愛。』

本谷有希子『生きてるだけで、愛。』、はじめのころのものより、「攻め」が(他のキャラではなく)主人公に環流して差し向けられているようにみえて、その分、格段に面白くなっています。

バーバラ・ジョンソン『差異の世界』

なかなか安く見つけられないバーバラ・ジョンソン『差異の世界』を、ようやく2000円台で入手し、自分の本としては初めて読む。

柄谷行人『柄谷行人著作集第巻』

柄谷行人『柄谷行人著作集第巻』、買ったと思っていたらなくて、慌てて買って読み直しました。「古典」とは、こういう思考=著作をいうのでしょう。

森田伸子『文字の経験』

森田伸子『文字の経験』は、ちょっと期待はずれだけれど、とかく平板になりがちなリテラシーを、豊かに語った書物ではある。

中島京子『FUTON』

これはすごい、数年前某評論家に飲み屋で聞いて、微かに頭に残っていたのが文庫で出たので、早速読んだけれど、ものすごく面白い。今年読んだものの中ではぶっちぎりナンバーワンです、中島京子『FUTON』!

奥純『アラン・ロブ=グリエの小説』

奥純『アラン・ロブ=グリエの小説』、こういう本読まないで、もっと小説読みなさい、って、自戒です、はい。だって、小説の方が面白いに決まってる…

吉田城『小説の深層をめぐる旅』

吉田城『小説の深層をめぐる旅』、期待の地平を上回りも下回りもしない、手元に置くなら買ってもいいが、マストアイテムでもない。誠実ではあるけど、物足りない感もぬぐえず。

ハル・フォスター編『視覚論』

ハル・フォスター編『視覚論』、これだけメンバーが豪華だと、ほんと面白い。討議も、水準たか!

中沢新一『哲学の東北』

中沢新一『哲学の東北』、しなやかすぎて、もうちょっとまとまったコアみたいなものが議論にほしいとは思うのである。

『翻訳家の仕事』

岩波新書のアンソロジー『翻訳家の仕事』を拝読。それぞれ独特の味わいがあって、期待以上に面白い。けど、抜群なのは、やはり多和田葉子!

細川周平『音楽の記号論』

はずかしながら、細川周平『音楽の記号論』を初めて読んだ。ううむ、いききってる、っていうか、いかにもニューアカ。当時はともかく、現在こういうものの位置づけってのはどうなってんだろうね。まさか、全力で無視???

大江健三郎『二百年の子供』

大江健三郎『二百年の子供』、haha、子供の夏のことを書いても、こんなに難しいって、逆に大変なことです。いやまいった。

吉見俊哉『親米と反米』

吉見俊哉『親米と反米』、こういう形ではなく、大きな本でまとめてほしかったですが、これもまたご時世なのでしょう。

芥川比呂志『ハムレット役者』

芥川比呂志『ハムレット役者』。ハムレット、っていうか、シェイクスピアっていうか、芝居って言うか、とにかく愛に満ちたエッセイ。

中村栄子『小説の探求―ジード・プルースト・中心紋』

中村栄子『小説の探求―ジード・プルースト・中心紋』、それなりに興味深く読むが、なんというか、もうちょっとタイトにならんかね。。。

津川広行『ジイドをめぐる「物語」論』

津川広行『ジイドをめぐる「物語」論』、なんというか、新定義の鍵語がわかりもとおりもよくないのだけれど、議論自体は面白い、っていうか、要するにジッド(自体)が面白いこと(のみ)がよくわかる本である。

佐藤友哉『1000の小説とバックベアード』

佐藤友哉『1000の小説とバックベアード』、『子供〜』は全然楽しく読めなかったのだけれど、それはこちらの体調だったのかな? と思うくらい楽しく読みました、ちょっと素朴すぎるキライはあるけれど。

根本萠騰子『身ぶり的言語 ブレヒトの詩学』

根本萠騰子『身ぶり的言語 ブレヒトの詩学』、後半はイマイチですが、前半は、興味故ってことだけど、面白く読んだ、けどやっぱり、パラフレーズばっかりだなぁ、前後半通して、という印象。

木下判半治編『新体制辞典』

木下半治編『新体制辞典』、通読するものではないですけどね… でも、なかなか面白いし、そもそも項目語との量の違いが示唆的な書物。

中村光夫『憂しと見し世』

中村光夫『憂しと見し世』、戦後、っていうか、私が生まれた頃書かれた、1940-頃の回想記。これは、なかなか興味深い文章です。

ハルトゥーニアン『近代による超克(上)』

ハルトゥーニアン『近代による超克(上)』、やはり2章がいいですかね。「座談会」を主語にしての議論だしね。(下)ちゃんと出てほしい。

ヒットラア『我が闘争』

これもGWぽくないですが、ヒットラア『我が闘争』を、S15の室伏高信訳で読む。いずれにしても、どのようなエディションでもこれまで読んだこと無かったので、なんというか、「教養」としてってことでしょうか…

クローディア・クーンズ『父の国の母たち』

内容的にはぜんぜんなんですけど、GWにしか読めないっぽいものをということで、「女を軸にナチズムを読む」と副題されたクローディア・クーンズ『父の国の母たち』上下二巻、流し読みではあるがなんとか読み切る。

ラクー=ラバルト+ナンシー『ナチ神話』

ラクー=ラバルト+ナンシー『ナチ神話』、はい、例によって薄い本ですがたいへんむずかしく、追悼を兼ねて読みました。

橋本努『帝国の条件』

某氏に勧められた橋本努『帝国の条件』をようやく読了。D+G「戦争機会」とかチェス/囲碁は愉しくよむも、専門的な記述に、全然読書速度があがらず苦労しました。

新関良三『西洋文学論考』

新関良三『西洋文学論考』、こわれかけの本を借りだして、せっせと読みました… なんというか、ワールドワイドでびっくり。