メフィスト賞学園ミステリーⅠ

この年になると、それ自体さほどめずらしくないのだけれど、数人の人を挟むとつながってしまうメフィスト賞作家の辻村深月さんのデビュー作、『冷たい校舎の時は止まる』(上)ついに読み始めました。いや、まず単純に読ませます。にしても、こういう分量を書こうというエネルギーに圧倒される思いもします。村上春樹の『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』を彷彿とさせます、今のところ。キャラもそれぞれ立ってるし、先を先をと、ぐいぐい、あるいはすいすいと、引っ張っていきます。