後藤浩子『〈フェミニン〉の哲学』
社会思想史を専攻する後藤浩子さんによる、スピヴァック、ドゥルーズなどを主な参照枠としながら、自明の前提をしなやかにほぐし、硬直化したフェミニズム批評の完成を軽やかに乗り越えていく(たぶん)『〈フェミニン〉の哲学』、十全に読めた感じはおよそしないけれど、このジャンルで近年屈指の良書(たぶん)。
社会思想史を専攻する後藤浩子さんによる、スピヴァック、ドゥルーズなどを主な参照枠としながら、自明の前提をしなやかにほぐし、硬直化したフェミニズム批評の完成を軽やかに乗り越えていく(たぶん)『〈フェミニン〉の哲学』、十全に読めた感じはおよそしないけれど、このジャンルで近年屈指の良書(たぶん)。