『斜陽』サーガ

何でもかんでも「サーガ」とか呼ぶのって、貧しいとはわかっているけれど、やっぱり呼んでみたくなっちゃいました。何がかというと、太宰治「おさん」です。戦後短編の鍵は、ここにあるかも? と思わせる小説です。ちなみに、「ヴィヨンの妻」や「トカトントン」も候補になっているので、当てにはなりませんが、「おさん」には巴里もでてきて、その意味でも、目下のところ私的要チェック小説です。