ル・コルビュジェ『伽藍が白かったとき』、ってか、コルビュジェが岩波文庫ってだけで萌えます、萌えます!
『占領とデモクラシーの同時代史』、いささか専門的ではあるけれど、それなりに頑張って読みました。
多木浩二『肖像写真』、多木さんの水準からいけば「ふつう」ですが、しなやかな文章から、写真を介してまなざしを介して「歴史」に出会うその様にはいつもながら感嘆してしまいます。
石原千秋『国語教科書の思想』、なかなか納得させられて読みました。
佐藤健二・吉見俊哉編『文化の社会学』、うん。ビブリオも含めて、期待値にピッタリ即してて、値段通りの納得感。
井上寿一『日中戦争下の日本』、うーん、どの専門から読んでもつまらないのではないだろうか? 僕は得るところゼロに等しい。。。
『知の教科書 ヘーゲル』、ま、いまさらといわずに…
長嶋有『パラレル』、いやいや、うーん、こんなにうまかったかなぁ、と思うほど、たいへん面白く読んだ。素晴らしいの一言に尽きます。
佐藤卓己・孫安石編『東アジアの終戦記念日』、佐藤氏前著ほどのインパクトはない。っていうか、はっきりはわからないけれど、議論の方向は読めるしね…
川勝義雄『中国人の歴史意識』、某所でしきりにリファーされていたので、触発されて、買って読む。なかなか読まないジャンルなので、大変勉強になる。
和田敦彦『書物の日米関係』、浩瀚なのである。ただひたすら読み物として読む…
萱野稔人『権力の読みかた』、早くも3冊目の単著ですが、論文集ということもあって、テンションは全く落ちず、文章も明晰この上ない。本の構成としても大いに参考になる。必読。
唐十郎『秘密の花園』、単行本になっているのを知り、早速買ってみる。奔放な感じが減じて、わかりやすく、というか、かなりシンプルにロマンチックな仕上がりになっている印象。
藤森照信『明治の東京計画』、ふーん、こういうことだったら、学問も面白いのかも知れないなぁ。個人的には、昭和のも氏に書いてほしいとことですが…
渡辺直己『リアリズムの構造』、表題の文章が一番有名(?)難だと思うけど、それはやっぱり、悪意というか某氏への批判に貫かれていてたいへん興味深く読めるのであった。
T・トドロフ『小説の記号学』、こういうのね、改めて読むとほんとに勉強になる、薄いのもありがたいし。
藤森照信『日本の近代建築(下)』、ほろ酔いで電車で読んでると、ひたすら写真が楽しかったです。
藤森照信『日本の近代建築(上)』、とくに、やっぱり行ったことのある岩崎邸とかは、興味をそそられてよみました。
青山光二『純血無頼派の生きた時代』、「純血」っていうこ言葉=コンセプトが、イマイチよくわからんが、とにかく迫ってくる文章ではあった。
酒井直樹『日本/映像/米国』、ひさびさの単著、このあとも出版が続く模様。やっぱり『ディア・ハンター』に関する議論を1番興味深く読みました。
山内昌之『歴史の想像力』、悪いとは言いませんが、タイトルからすると、やや肩すかし。もう少し抽象的な議論があるかと思って買いました。
市野川容孝・小森陽一『難民』、著者を変えて、ようやくでましたね〜 市野川さんの言葉から辿り直す議論は最近の常套手段のようですが、今回も勉強になりました。
サスキア・サッセン『グローバル空間の政治経済学』、主著にはちがいない貫禄はあるのだけれど、平凡社の本の方が面白かったです。
岡崎勝世『世界史とヨーロッパ』、概説としてはいいのだけれど、やや期待はずれ。
丹羽文雄『人間模様』、ゆる、ゆる〜。戦後書かれたという歴史的な意味が、ほとんどない…!
ハリー・ハルトゥーニアン『近代による超克 下』、なんか、力業で電車で読みました。やっぱり、三木清は全集かって読みたい。けど、置き場所が…
小田切秀雄『人間と文学』、うーん、「人民」!
荒正人『戦後』、ホント、この時期書きまくりだねぇ。新戯作派の言及があって、めっけもん!
ジャック・デリダ『亡者の記憶』、そもそもの、企画自体にオドロキ。
荒正人『第二の青春・負け犬』、まとめてよむと、すごい。なんというか、熱い、っていうか暑苦しい…